放送後記 from 能地祐子
前回、BUZZのおふたりと銀次さんのトークで、1970年代半ばの音楽シーンへとタイムスリップしたような気分になってしまいました。が、今週も来週も、私はまだまだ2015年には帰れそうもありません(笑)。今回は、1975年に発売されたアルバム『SONGS』の40周年記念デラックス・エディションが発売されたシュガーベイブの特集をお届けします。ゲストにはシュガーベイブのオリジナル・メンバーであり、そんなわけで短期間ながらシュガーベイブで銀次さんとツインギターを唸らせた“同僚”でもあった名ギタリスト・村松邦男さんが来てくださいました! 結成当時や『SONGS』レコーディング中のお話、そして銀次さんとのツインギター・コンビでの秘話。そして、70年代の洋楽マニアならワクワクニンマリしてしまうであろう濃いいいいいーギタリスト談義まで。そして、スペシャル・セッションでは、なんと、あの曲をふたりで! あれやこれや、本当にもりだくさんです。濃いです、まじで濃い! 最後までたっぷりとお楽しみください。
ちなみに。実はこの日、収録中に突然の「こぬか雨」……じゃなくて、雷雨が! もちろんふだんの収録には支障のない防音設備が整っているスタジオの中にも、バリバリと地響きのような雷の音が。番組中、銀次さんが「雷?」と呟いているのはそのことなのです。
私は村松さんとお話させていただいたのは初めてだったのですが、クールな中に穏やかさとユーモアがあふれる語り口は、なんというか、ずーっと聴いてきた村松さんご自身のギターの音色と不思議と似ているような感じがしました。時おりフッとやんちゃな表情をされたり、銀次さんとニコニコ冗談を言い合っているところは、今も“シュガーベイブのあいざき信也”(by銀次さん)の面影が残っているようで、(巨匠に向かってこんなことを言うのは失礼かもしれませんが)とってもチャーミング!ですよね。長らく活動されている安部OHJIさんとの“R・O・M・A”の他に、最近“しゅがあ村”という新たなユニットでも活動を始められたという村松さん。ぜひライブ情報もチェックしてみてくださいね。《銀次のオススメ》コーナーで話してくださった、ライブで歌っているという小坂忠さんの「機関車」のカヴァーもぜひとも聴いてみたいなぁと思いました。
番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。来週も、村松さんをお迎えしてお届けします。お楽しみに!
●次回予告
2015年8月14日更新予定
第119回「シュガー・ベイブ」特集その2
~坂本くんと、なんで解散するんだろうね?編~
ゲスト:村松邦男