放送後記 from 能地祐子
先週に引き続き、今週も木根尚登さんをお迎えしての音楽談議をたっぷりお届けします。GSに夢中になった子供時代、フォーク・ソングとの出会い、バンド結成、そしてデビュー、TMネットワークの誕生……と、今回は木根さんの個人的音楽史をじっくりと伺いました。15歳の時からプロになるまで100以上のオーディションを経験されてきたというエピソードにはびっくり。でも、ご自身の音楽を信じ続けるタフな精神あってこそ、念願のデビューを果たした後のご活躍があるのだと深く納得した次第です。
その時々の流行やムーブメントに深く影響を受けつつ、新しい音楽に対しても常に柔軟な感性で向き合ってこられた木根さんのミュージシャン・マインドには、銀次さんもおおいに共感されていた模様。話題に出た音楽のジャンルは実に幅広いものでしたが、お互いの反応が、これまた早い早い。まるで卓球の試合かと思うような(?)軽やかな打ち合いが続いたのでした。そういえば、番組中で「そしてTOTO…」と木根さんがおっしゃった時に、「ああ、野沢菜ね」と返していた銀次さん。そういえば、誰もフォローしませんでしたがTOTOの名曲「ロザーナ」のことです(念のため・笑)。
そして、今週も木根尚登&伊藤銀次スペシャル・セッションが! まさか、この顔合わせで「たどりついたらいつも雨ふり」が聴ける日が来るとは!ですよ!ねぇ! スタジオに入って音を出したとたん、お互いに言葉ではなくギターで「どんな音楽が好きだったの?」「僕はこの曲の、こういうところがたまらないんだ」と会話しているような雰囲気が聴いている我々にまで伝わってきました。ミュージシャンっていいなぁ、と、つくづくうらやましくなった瞬間でした。
番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。
●次回予告
2015年7月24日更新予定
第116回「BUZZ」特集その1
~BUZZ来てます!編~
ゲスト:BUZZ(東郷昌和、小出博志)