アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第114回「ルーツ・オブ・木根尚登」特集その1~すべてはムチャ振りから編~
ゲスト:木根尚登
2015/07/10 配信

放送後記 from 能地祐子  思えばTM NETWORKの限定ボックス『CAROL』を《銀次のオススメ》でご紹介したのは、私がこの番組をお手伝いすることになった初めての収録時でした。その後、銀次さんから「なぜか小室哲哉さんが初夢に出てきたんだよ」というお話を聞いて「今年はTMさんとご縁があるかも」なんてスタッフが言っていたところ、その数日後には「昨日、たまたま木根さんと知り合ったんだよ!」と。驚きのシンクロニシティ! そういえばギタリストの佐橋佳幸さんがゲストに来てくださった時にも《オススメ》でTM NETWORKのライブDVDをご紹介したのですが。番組で佐橋さんが「実は昔、僕もけっこうレコーディングに参加していたんですよ」と話してくださった数日後、たまたま街なかでばったり、さる超大物ギタリストと20数年前のTMレコーディング以来の再会を果たしたとか。もはや、この番組とTM NETWORKさんとは赤い糸で結ばれているとしか思えないね!などと盛り上がっていたところ、なんと、ついに木根尚登さんがゲストしてご登場くださいました。しかも、まさかの初共演によるスペシャル・セッションまで実現しちゃいました。

 木根さんと銀次さん、どんな話題になるのかまったく想像がつかずに私も楽しみにしていたのですが。意外性に次ぐ意外性、とても楽しいトーク・セッションとなりました。木根さんは学生だった70年代の頃から、大好きなアルバムの数々で銀次さんの演奏やアレンジを聴いてこられたそう。現在はミュージシャン、プロデューサーとしてだけでなく、小説家としても数多くのヒット作を放っている木根さんですが、小説家としての処女作である『CAROL』を書くきっかけについてのエピソードも最高でした。やっぱり、持つべきものはバンド仲間……なんですね。

 番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。  次週も木根尚登さんをお迎えして、さらに盛り上がります。お楽しみに!


●次回予告
2015年7月17日更新予定
第115回「ルーツ・オブ・木根尚登」特集その2
~レコーディングはひたすら待つ編~
ゲスト:木根尚登

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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