放送後記 from 能地祐子
思えばTM NETWORKの限定ボックス『CAROL』を《銀次のオススメ》でご紹介したのは、私がこの番組をお手伝いすることになった初めての収録時でした。その後、銀次さんから「なぜか小室哲哉さんが初夢に出てきたんだよ」というお話を聞いて「今年はTMさんとご縁があるかも」なんてスタッフが言っていたところ、その数日後には「昨日、たまたま木根さんと知り合ったんだよ!」と。驚きのシンクロニシティ! そういえばギタリストの佐橋佳幸さんがゲストに来てくださった時にも《オススメ》でTM NETWORKのライブDVDをご紹介したのですが。番組で佐橋さんが「実は昔、僕もけっこうレコーディングに参加していたんですよ」と話してくださった数日後、たまたま街なかでばったり、さる超大物ギタリストと20数年前のTMレコーディング以来の再会を果たしたとか。もはや、この番組とTM NETWORKさんとは赤い糸で結ばれているとしか思えないね!などと盛り上がっていたところ、なんと、ついに木根尚登さんがゲストしてご登場くださいました。しかも、まさかの初共演によるスペシャル・セッションまで実現しちゃいました。
木根さんと銀次さん、どんな話題になるのかまったく想像がつかずに私も楽しみにしていたのですが。意外性に次ぐ意外性、とても楽しいトーク・セッションとなりました。木根さんは学生だった70年代の頃から、大好きなアルバムの数々で銀次さんの演奏やアレンジを聴いてこられたそう。現在はミュージシャン、プロデューサーとしてだけでなく、小説家としても数多くのヒット作を放っている木根さんですが、小説家としての処女作である『CAROL』を書くきっかけについてのエピソードも最高でした。やっぱり、持つべきものはバンド仲間……なんですね。
番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。
次週も木根尚登さんをお迎えして、さらに盛り上がります。お楽しみに!
●次回予告
2015年7月17日更新予定
第115回「ルーツ・オブ・木根尚登」特集その2
~レコーディングはひたすら待つ編~
ゲスト:木根尚登