アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第110回「Tint/大貫妙子」特集その1~坂本龍一さんもベタ褒め編~
ゲスト:大貫妙子
2015/06/12 配信

放送後記 from 能地祐子  今週と来週は、お待ちかね!大貫妙子さんをゲストにお迎えしてお送りします。以前ご出演いただいた回のアンコール配信も大好評、ぜひまたゲストに呼んでくださいというリクエストもたくさんいただいておりました。今回は6月10日に発売されたばかり、バンドネオン奏者・小松亮太さんとのアルバム『Tint(ティント)』の話題を中心にお届けします。初めての共演から15年あまりの時を経て実現したコラボレーション・アルバム。小松さんは世界的に活躍するアルゼンチン・タンゴ界の若きスーパー・スターですが。このアルバムではタンゴという枠にとらわれず、大貫さんとのコラボレーションならではの自由で新しい音楽の世界を見せてくれます。ポップ・ミュージックの世界ではなじみの薄い“バンドネオン”という楽器ですが、とても表情豊かで素晴らしい音色。とりわけ大貫さんの歌声とは、本当に美しく溶け合っているんです。番組では、大貫さんがこの楽器の性格や魅力についてもわかりやすく教えてくださいました。  去年、キャリアの始まりとなったシュガー・ベイブの結成から40年を迎えた大貫さん。銀次さんとはデビュー当時からの音楽仲間ということで、話はどんどん弾んで広がってゆきます。真摯な音楽談義から貴重な昔話まで、リラックスした雰囲気のなかで笑いの絶えない楽しい収録となりました。大貫さんの「若い頃はジャニス・ジョプリンみたいな声に憧れたの」という意外なエピソードには銀次さんも「知らなかった!」とびっくり(笑)。

《銀次のオススメ》では、高木ブーさんを始めとするオーダーメイド・ファクトリーで発売が決定した作品をあれこれご紹介しております。81年、活動休止前最後のアルバムとなったBUZZの『BUZZ AGAIN』の発売決定も嬉しいニュースでしたが。実は、とても残念なお知らせ。BUZZのおふたりでの活動が、ゲスト出演などを除き、今年8月に行われる飯田でのライブを最後に終了することになったそうです。おふたりには是非とも番組に遊びに来ていただきたいですね。みなさまからもぜひ、番組ゲスト・リクエストのメッセージを!

 番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。次回も引き続きゲストは大貫妙子さん。ますます盛り上がりますよ!お聞きのがしなく!


●次回予告
2015年6月19日更新予定
第111回「Tint/大貫妙子」特集その2
~お客さんは一番の演出家編~
ゲスト:大貫妙子

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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