第104回「The東南西北」特集その１ ～銀次さんの歌い方、憧れでした編～
ゲスト：久保田洋司
ゲスト：久保田洋司
2015/05/01 配信
放送後記 from 能地祐子
今週と来週は、今年でデビュー30周年となるThe東南西北の久保田洋司さんをゲストにお迎えしてお届けします。The東南西北は久々のニューシングルを発表したばかり、今年はバンドとしての活動も活発な久保田さんですが。ソロや、チェリスト郷田祐美子さんとの《鼓動は三拍子》などさまざまなユニットでも活躍中。銀次さんとの共演も多いですよね。今月16日には久保田さん、銀次さん、イラストレイター小峰倫明さんと３人で始めた絵と音楽の恒例コラボ・イベント『えとうた』が開催されます。今年で４回目とのこと。
デビュー当時、ラジオで「The東西南北」と紹介してしまったという銀次さんですが（笑）、その頃から久保田さんの高い音楽性に注目していたそう。今週は、30周年の節目をお祝いしつつ、懐かしいお話もたくさん伺いました。初期作品でコラボレーションをしていた作詞家・松本隆さんから久保田さんが作詞という作業を通じて薫陶を受けたお話など、“日本語のロック”ヒストリーとしても興味深いエピソードではないでしょうか。
久保田さんと銀次さんが初めて会った時のお話も楽しかった。久保田さんの、淡々としながらもユーモアたっぷりの話術のおかげで、その場面がものすごくリアルに思い浮かんできてほのぼのしちゃいました。今回は、今年初のスペシャル・セッションということでおふたりにスタジオ生演奏を披露していただきましたが。この演奏も、実は“出会い”のエピソードと合わせて聞くとより味わい深いです。なるほど～。
《銀次のオススメ》では、荒木一郎さんのレア作品を収録した『ゴールデン☆ベスト』をご紹介しました。シンガー・ソングライターの草分けとも言われる荒木一郎さんの魅力、世代的にはかなりジャスト！な銀次さんが熱く語ってくれました。久保田さんは、荒木一郎さんのことはあまり知らない世代ではありますが。銀次さんの説明を聞くうち興味しんしんに。いつかふたりでライブで「♪ごぉー」をやってくれる日が来るかも!?（←詳しくは番組をお聞きください）。
番組では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、お聞きになってのご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でもけっこうです。よろしくお願いします。みなさまの声が銀次さん、スタッフ一同の励みになります！ このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。実は久保田さんも、この番組をいつも楽しみに聞いてくださっているそう。収録時も、エンディング・テーマが流れると「この曲を聞くと、もう終わっちゃうんだって寂しくなるんですよ」と（笑）。スタッフ一同、感激していました。久保田さん、もちろん次回もひきつづきご登場いただきます。またまたスタジオ・セッションもありますので、どうぞお聞き逃しなく！
※第四回『えとうた』東京・現代ハイツ
5月16日(土) 15:00 Open/15:30 Start
￥3,500＋￥500(1ドリンク)
要電話予約 03-3469-1659 現代ハイツ
(18:00～22:00 火・水曜日予約不可)
●次回予告 2015年5月8日更新予定
第105回「東南西北」特集その2 ～絵画と音楽のコラボレーション編～
ゲスト：久保田洋司
出演者プロフィール
- 伊藤銀次(いとう ぎんじ)
- 1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST～40th Anniversary Edition～』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
- RIO(リオ)
- 1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
- 土橋一夫(どばし かずお)
- テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
- 能地祐子(のうじ ゆうこ)
- 東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。
