第7回「SHADE OF SUMMER」放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第7回放送、お楽しみ頂けましたか?
今回の放送分で、ようやくアルバム『BABY BLUE』についてのお話が一段落しました。
本編の話にもありましたが、作詞家の売野雅勇さんが描き出すこの「SHADE OF SUMMER」に代表される、ちょっと大人の世界観が、当時使われていた「Adult Kids」というキャッチ・フレーズとも結びついて、このアルバムをより印象的に引き立てている感じがします。
後に佐野元春さんの「ガラスのジェネレーション」に登場する「つまらない大人には なりたくない」というフレーズと、「SHADE OF SUMMER」の中の「淋しい大人にならないでね」と、の世界観がリンクするというお話も、改めて聴いてハッとさせられるものでした。
そして佐野元春さんとの当時のエピソードは、やはり銀次さんならではの貴重なものばかりでした。
加えて、糸居五郎さんが参加した銀次さんのワンマン・ライヴのお話、さらに当時、大滝詠一さんの『ロング・バケイション』をどう捉えていたか、これもとても印象深い証言でした。
そして後半は、洋楽シーンと『BABY BLUE』や日本のポップ・シーンについての関係性について、かなりアカデミックな感じでお届けしました。
さて「POP FILE RETURNS」では皆様からのご意見やご要望もお待ちしております。
銀次さんも必ず目を通しますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。
それでは第8回目の放送をどうぞお楽しみに。
●次回予告
2016年2月5日更新予定
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