第11回「恋のリーズン」放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第11回放送、お楽しみ頂けましたか?
今回の放送は、元のペースに戻って『GOLDEN☆BEST』収録曲のエピソードをご披露頂くということで、「恋のリーズン」を取り上げました。
今回から1982年リリースの3rdアルバム『Sugar Boy Blues』へと突入しましたが、前作『BABY BLUE』からたった5ヶ月後にリリースというハイ・ペースでの発売になった理由、そしてその収録曲の裏にある洋楽の影響などの話題になりました。
具体的に名前が挙がっているニック・ロウやイアン・デューリー、プリテンダーズ、カーズ、トニー・マンスフィールドなどの作品を今改めて聴き直し(未聴の方は是非この機会にチェックされることをお薦めします)そしてもう一度『Sugar Boy Blues』を聴いてみると、さらに立体的に伊藤銀次さんの音楽的本質を掴むことが出来ると思います。
番組後半に出てきますが、今回のキーワードは「バブルガム・ミュージック」です。
それ以外にも1980年代のMTVやヒット・ソングのエピソード、そしてそれをどう銀次さんが受け取っていたのかという話、さらにレコーディング機材の進化と近未来的ヴィジュアルの見せ方など、そのどれもが当時を経験している人たちには特に興味深いお話だったと思います。
佐野元春さんとのエピソードは今回も飛び出しましたね。
さて「POP FILE RETURNS」では皆様からのご意見やご要望もお待ちしております。
銀次さんも必ず目を通しますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。
それでは第12回目の放送をどうぞお楽しみに。
●次回予告
2016年2月19日更新予定
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