第17回「パパラプドゥ・ピピラプドゥ」放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第17回放送、お楽しみ頂けましたか?
今回は4thアルバム『STARDUST SYMPHONY '65-'83』の最後を飾るナンバー「パパラプドゥ・ピピラプドゥ」を中心に色々とお聞きしました。
何と言っても子供達(=杉並児童合唱団)によるコーラスが印象的なこの曲ですが、何と最近になってFacebookを通じて、このコーラスに参加されたという方から連絡が舞い込んだというお話は、いかにも21世紀らしいエピソードだと思いました。
ちなみにこの曲、かつて80年代にFM横浜で放送されていた、銀次さんがDJを務められていた番組「伊藤銀次のPOP FILE」でも、エンディングとして使われていました。
もちろんこの「POP FILE RETURNS」は、この番組を受けての続編的な意味合いも込めて名付けられました。
私は当時大学生で、神奈川県に住んでおりまして、「伊藤銀次のPOP FILE」を楽しみに聴いていたことを鮮明に覚えていますが(中でも杉真理さんをゲストにお迎えしての星飛雄馬のコントは最高でした!)、当時のリスナーの方にもこのネット・ラジオ番組をお楽しみ頂けていたら、こんなに嬉しいことはありません。
それから銀次さんが憧れていたという上高田少年合唱団のことや、Y.M.O.はヴェンチャーズ、という銀次さんならではの一連の分析、そして60年代のセッション・ミュージシャンの凄さについてのお話と打ち込みとの関係性は、非常に興味深い発言だったと思います。
そして番組内でもたびたび登場していますが、ロックパイルの音楽を改めて聴いた上で、50年代や60年代のナンバーを聴き直してみると、きっと新たに見えてくるものがあると思います。
また番組後半で話に出ましたが、洋楽(オールディーズなど)を分かった上で銀次さんの音楽を聴くと、さらに楽しめるはずです。
さて「POP FILE RETURNS」では皆様からのご意見やご要望もお待ちしております。
是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。
それから引き続き、過去の放送の再配信についてもご意見をお送り頂けたら嬉しいです。
それでは第18回目の放送をどうぞお楽しみに。
●次回予告
2016年3月11日更新予定
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第20回「アナザー・サイド・オブ・伊藤銀次」特集
~プロデュース、作曲、アレンジ編~