アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第32回「NO DAMAGE : DELUXE EDITION」特集その2~自分の過去に元気もらいました編~
ゲスト:古田たかし
2013/11/29 配信

第32回「NO DAMAGE : DELUXE EDITION」放送後記 from 土橋一夫

「POP FILE RETURNS」第32回放送、お楽しみ頂けましたか?

今回も引き続きスペシャル・ゲストとして、ドラマーの古田たかしさんをお招きしてお送り致しました。

前回も凄かったですが(笑)、今回もそれに勝るとも劣らない内容でした。

まずは『NO DAMAGE DELUXE EDITION』に収録されるライヴ音源から「悲しきレディオ」をお聴き頂きましたが、まさに当時のザ・ハートランドのドライヴ感溢れる演奏の凄さを感じて頂けたのではないかと思います。

今回は古田たかしさんから見たザ・ハートランド、そして佐野さんとの数々のエピソードをお話頂きましたが、ライヴでの長いヴァージョンが出来上がっていくその過程の話や、古田さんから見た当時のロックン・ロール感、さらに古田さんが本来お好きだったプログレと「ロックンロール・ナイト」との関係など、今回も興味深い話題の連続でした。

また佐野さんの持っている洋楽のレコードは歌詞を知りたいがために日本盤だった、そしてそこにも詞に拘る佐野さんの姿勢が既に現れていたなど、銀次さんによる考察も流石と思えるものでした。

また原田真二&クライシス時代の古田さんから見た、当時の音楽シーンの話や、洋楽志向について佐野さんとの共通点、さらに古田さん自身の音楽的ルーツの話、カルメン・マキ&OZへ参加することになった経緯など、今回もなかなか他では聞けないような話題が飛び出しました(佐野さんに対する各地のファンの呼び方の話も、白眉でしたね)。

話は尽きませんので、是非また古田さんにはいつかこの番組にご登場願おうと思っております。

さて「POP FILE RETURNS」では皆様からのご意見やご要望もお待ちしております。

是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。

ステージでUFOの演出を見たという方も、是非お寄せ下さい!

それから過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(この番組、スマートフォンにも対応致しました)。

それでは第33回目の放送をどうぞお楽しみに。

次回からはいよいよ東芝EMI時代のお話へと突入します。

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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