アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第33回「GET HAPPY」特集その1~移籍しました編~
2013/12/06 配信

第33回「GET HAPPY」放送後記 from 土橋一夫

「POP FILE RETURNS」第33回放送、お楽しみ頂けましたか?

今回の放送からはいよいよ東芝EMIイヤーズに突入、そして1986年7月23日にリリースのアルバム『GET HAPPY』の話題をお届け致しました。

本編でも触れているとおり、色々と大人の事情がありましてEMI原盤の楽曲をネット番組ではかけられないため(EMI側の許諾が下りませんでした)、この日のスタジオに銀次さんはアコースティック・ギターを持参、それをすぐ側にいつでも弾けるようにスタンバイしての収録となりました。

また銀次さん所有のレア音源から、ライヴ・ヴァージョンの「7月のオーロラ」「夏のシャングリラ」もお届け致しました。

これからEMIイヤーズの回は当分このスタイルで行きたいと思います。

なおこれらのライヴ・ヴァージョンは2011年にFLY HIGH RECORDSから紙ジャケット仕様でリイシューされた『GET HAPPY』にボーナス・トラックとして収録されておりますので、ファンの方は是非こちらもチェックしてみて下さいね。

打ち込みを全面的に据えて制作されたこの『GET HAPPY』は、お話にもありました通りまさに録音機材的にも、また音楽スタイル的にも過渡期に制作されたアルバムでしたので、色々な苦労がありました。

その一端を今回の放送でお分かり頂けたのではないかと思います。

レコード会社移籍の理由、そして移籍を機にさらに新しい作品を生み出したいという当時の銀次さんやスタッフの熱意、新たな環境で試行錯誤した様子を窺い知ることができた回でした。

特に当時、なぜ打ち込みを導入したのか、という今回のお話を理解した上で、もう一度『GET HAPPY』を聴いてみるとその解釈も変わるのではと思います。

それから野宮真貴さんのコーラスの話、子安次郎さんとの不思議な繋がりなど、今回も楽しい話題満載でした。

さて「POP FILE RETURNS」では皆様からのご意見やご要望もお待ちしております。

是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。

それから過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(この番組、スマートフォンにも対応致しました)。

それでは第34回の放送をどうぞお楽しみに。

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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