第47回「Dream Arabesque」特集その1 放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第47回放送、お楽しみ頂けましたか?
今回からはまたいつものペースに戻りまして、東芝EMI時代の1989年4月にリリースされたアルバム『Dream Arabesque』のお話をお届け致しました。
ロンドン3部作の2枚目としてリリースされたこのアルバムですが、今回も様々なロンドンでのレコーディング話や、当時のミュージシャン同士の繋がりなどのエピソードが飛び出しました。
そして今回はリスナーの皆様へのスペシャル・プレゼントとして、このアルバムの収録曲「いちご色の窓」の弾き語りスタジオ・ライヴもお届け致しました。
ザ・ムーヴの曲からインスパイアされてこの曲を書いたこと、そしてストリングス・アレンジを直感でピチカート・ファイヴの高浪慶太郎さんにお願いしたこと、40歳を目前に控えての当時の心境とそこからロンドン・レコーディングへと向かうことになった理由、ビートルズの『サージェント~』や当時の新譜であったザ・スミスをはじめとする洋楽や、映画などの影響、加えて高浪慶太郎さんやTHE COLLECTORSの加藤ひさしさん&古市コータローさんなど年齢的に下の世代から受けた刺激など、様々な要素がこの『Dream Arabesque』の制作に大切な役割を果たしていたことを、今回の放送でお分かり頂けたことと思います。
今回、名前の挙がったミュージシャンやそれぞれの作品を、今の耳と感性で改めて聴いてみると新たな発見があるかも知れません。
そして「ロックスターの悲劇」が出来上がるまでのエピソード、面白かったですね!白井良明さんとのやりとりも最高でした!
「POP FILE RETURNS」は、リスナーの皆様からのリクエストや反響のお便りで成り立っております。
皆様からのご意見やご要望をお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。
また過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも対応しております)。
それでは第48回の放送をどうぞお楽しみに。次回もこの続きをお送り致します。