第49回「山羊座の魂」特集その1 放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第49回放送、お楽しみ頂けましたか?
今回からはいよいよ、EMIイヤーズの最終作『山羊座の魂』(1990年5月23日リリース)のお話へと入って参りました。
ロンドン3部作の最後を飾るこのアルバムですが、まずは前回に大好評だったこの番組のためのスタジオ・ライヴで「想い出は止まらない」をお届けしました。
このライヴ、毎回ソニーの番組スタジオ内にセッティングして録音しているのですが、多くの方々から嬉しい反響を頂きましてありがとうございます!
さて本編ではこのアルバムのタイトルが『山羊座の魂』となった理由、そして「想い出は止まらない」に影響を与えたジョニー・マーのテイストのことと、フィンガリングを高田渡さんに本をお借りして勉強したこと(こういうエピソード、今となってはとても貴重ですね)、そして何と言ってもこのアルバムの制作に大きな影響を与えたテレビ番組『イカ天』のことを中心に今回はお話頂きました。
ちなみに話の中で登場する「ハイになりましょう」という曲はブラボーというバンドによるもので、ヴォーカルの鈴木雄人(ブラボー鈴木)さんは現在は茅ヶ崎で社交ダンスのスタジオを経営し、講師として活躍されているそうです。
『イカ天』は本当に一世風靡した番組で、ここを切っ掛けにしてメジャー・シーンへと進出したバンドも多くいましたので、リスナーの皆さんもきっとそれぞれの想い出があるかと思います。
特に辛口な審査委員としての銀次さんの姿は印象的でした。『イカ天』を契機として生まれた『山羊座の魂』だっただけに、当時のプレッシャーと苦労話も色々あったことがお分かり頂けましたでしょうか。
「POP FILE RETURNS」は、リスナーの皆様からのリクエストや反響のお便りで成り立っております。
皆様からのご意見やご要望をお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。
番組内でもアナウンスしましたが、これから皆さんのアイディアを元にしての特集も考えて行きます。どうぞメールでご参加下さい!
また過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも対応しております)。
それでは記念すべき第50回の放送をどうぞお楽しみに。
次回もこの続きをお送り致します。