第51回「LOVE PARADE」特集その1 放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第51回放送、お楽しみ頂けましたか?
今回からはいよいよ、Ki/oonへ移籍して1993年にリリースしたアルバム『LOVE PARADE』のお話へと突入しました。
そして今回も、ご好評頂いているスペシャル・スタジオ・ライヴから始まりました。
この「Dream Time」はアルバム・ヴァージョンではちょっとサイケデリックな感じの杉真理さんと松尾清憲さんによるコーラスが印象的ですが、こうしてギター1本での弾き語りで聴くと、メロディ・ラインが引き立ってまた違った印象を受けますね。
今回は新たな所属先探しの話に始まり、アンクル・エフではヴァラエティ班だったこと、そしてKi/oonへの移籍話、さらにそこで作ることになった本作『LOVE PARADE』への流れなど、興味深いお話の連続でした。
この『LOVE PARADE』では初めて外部からサウンド・プロデューサーを4人立てることになり、それまでの銀次さんのソロ・アルバムとは全く違った手法で作られることになりました。
今回はその中でも「Dream Time」などを作ったCHOKKAKUさんのサウンド・クリエイトの方法、そして杉さん&松尾さんによるコーラスのこと、さらに初めて外国人のプロデューサーを立てた、ダニー・ショガーとのイギリスでのレコーディングについて、この辺りのお話は必聴です。
前作までのロンドン3部作を経験していたものの、プロデュースと演奏自体を全て外国人に任せたのは初めてだったこともあって完全に洋楽のサウンドが出来上がり、そこにヴォーカルを乗せることの難しさ…この辺りのお話は是非音楽を志す若い方にも聴いて頂きたい内容です。
さてこれまでのこの番組は『GOLDEN☆BEST』の収録曲に則ってお話を進めて参りましたが、そろそろが残り少なくなってきましたので、これからは皆さんのアイディアを元にしての特集も考えて行きます。どうぞメールでご参加下さい!
「POP FILE RETURNS」は、リスナーの皆様からのリクエストや反響のお便りで成り立っております。
皆様からのご意見やご要望、採り上げて欲しい内容、ゲストのアイディアなどをお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。
また過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも対応しております)。
それでは第52回の放送をどうぞお楽しみに。