第64回 「大貫妙子」特集その2 放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第64回放送、お楽しみ頂けましたか?
今回も前週に引き続き、大貫妙子さんをお迎えしてお送り致しました。
特に今回は40周年を迎えての感想に始まり、これまでの制作活動について(大貫さんの言葉を借りれば「馬車馬のように作ってきた」1970年代~90年代前半までのことも含め)、レコーディング・モードのこと、そしてデビュー40周年を記念して先頃出版された『大貫妙子 デビュー40周年 アニバーサリーブック』(河出書房新社・刊)の話題を中心にお届け致しました。
番組でも話題にされましたが、中でも興味深かったのは、かつて大貫さんと銀次さん、杉真理さんの3人で行われた『ミュージック・ステディ』での対談(1983年11月号)もここに再収録されておりますので、是非お読み頂ければと思います(ちなみにこの『ミュージック・ステディ』を持っていたので見直してみたら、他に大貫さんと『SIGNIFIE』と銀次さんの『WINTER WONDERLAND』の広告、そしてラッツ&スターの『SOUL VACATION』のレコ評が載っていました。こういう時代でした)。
さらにこの本には、40周年を記念した大貫さんのロング・インタビューも載っておりますので、是非併せてお読み頂ければと思います。
銀次さんの発言にもありましたが、大貫さんや銀次さん、山下達郎さん、そしてナイアガラ周辺の音楽は、当時からいかに純粋で濃いものであったのか、それが浮き彫りになった放送でした。40th ANNIVERSARY LIVEについて、そして最近の活動として3月にリリースされた『きっずじゃずCD』についてもお話頂きましたが、これに関連して飛び出した大貫さんが4歳の頃に東京の宝塚劇場で生演奏を見て大感激したお話、これは初耳でした!大貫妙子さん、2週にわたってありがとうございました!またお会いできるのを楽しみにしております。
さてこの番組のセカンド・シーズンでは、皆様のアイディアを元にした特集をどんどん考えて行きます。
皆様からのご意見やご要望、採り上げて欲しい内容、ゲストのアイディアなどをお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。
「POP FILE RETURNS」は、リスナーの皆様からのリクエストやお便りで成り立っております。
また過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも実験的にですが対応しております)。
それでは次回の放送もどうぞお楽しみに。次回からは新企画が始まります!