第67回 「音楽プロデューサー」特集その1 放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第67回放送、お楽しみ頂けましたか?
今回からの2週は、音楽プロデューサーの木崎賢治さんをお迎えしてお送り致します。
銀次さんのファンには木崎賢治さんと言えば、ポリスター・イヤーズのプロデューサーとして、また沢田研二さんに銀次さんをアレンジャーとして起用した方として有名ですが、今回は初めて木崎さんと銀次さんがやりとりした松原みきさんの話に始まり、佐野元春さんの「Vanity Factory」を沢田研二さんが取り上げることに端を発して、沢田さんのアルバム『G.S. I Love You』を丸々1枚、アレンジを依頼された時のこと、そのレコーディングのことなど、今回も現場の当事者ならではの貴重なエピソード満載でした。この時のレコーディングでの経験が銀次さんに与えた影響がいかに大きかったのか、ということが今回の放送で改めてお分かり頂けたのでは、と思います。
デビュー間もない佐野さんの曲を沢田さんのアルバムに起用したり、理想のサウンドを実現するために銀次さんを登用したり、銀次さんの歌い方にポール・サイモンのように歌うという提案をした木崎さんのプロデューサーとしての優れた手腕と感覚は、銀次さんのみならず後に音楽シーンで多くの人たちにも影響を与えました。
特に歌い方とその人の体格、そして響き声の抜けとの関係のお話は、すごく勉強になりました。
やはり現場で音楽作りを楽しむ、その姿勢が貫かれているお二人ならではの対談になったと思います。
さてこの番組のセカンド・シーズンでは、皆様のアイディアを元にした特集をどんどん考えて行きます。
皆様からのご意見やご要望、採り上げて欲しい内容、ゲストのアイディアなどをお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。
「POP FILE RETURNS」は、リスナーの皆様からのリクエストやお便りで成り立っております。
また過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも実験的にですが対応しております)。
それでは次回の放送もどうぞお楽しみに。次回も木崎賢治さんをお迎えしてお送り致します。