第68回 「音楽プロデューサー」特集その2 放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第68回放送、お楽しみ頂けましたか?
今回も前回に引き続き、音楽プロデューサーの木崎賢治さんをお迎えしてお送り致しました。
作詞家の売野雅勇さんのとのエピソードに始まり、年間アルバム2枚×2年連続リリースのこと、木崎さんが大沢誉志幸さんの作品を制作することになったことから、銀色夏生さんと知り合い、彼女に銀次さんの作詞をお願いすることになったこと、「ギターを持って踊れるL.A.の大学生が、そこでモニカと知り合い、夏休みの終わりと共に彼女と別れなければならない」という設定で生まれた吉川晃司さんの名曲「モニカ」について、元々大沢誉志幸さんが歌おうと思っていた「ラ・ヴィアンローズ」を吉川さんが歌うことになった経緯など、今回も当事者ならではの貴重なエピソードが次々に登場しました。そして中盤からは音楽業界のこれからあるべき方向の話になり、例えば地方キャンペーンの意味、アーティストの発信力について(お客さんに迎合し過ぎることへの懸念)、アーティストが次世代に音楽をきちんと教えることの大切さ、まず音楽家が自分の音楽を信じること、ライヴの大切さ、テクノロジーの進歩と新しい音楽との関係、沢田研二さんの「勝手にしやがれ」の制作秘話と理想のシンガー・ソングライター論など、今回も音楽を作る側、そしてリスナーに改めてきちんと聞いて頂きたい内容満載でした。
さてこの番組のセカンド・シーズンでは、皆様のアイディアを元にした特集をどんどん考えて行きます。
皆様からのご意見やご要望、採り上げて欲しい内容、ゲストのアイディアなどをお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。
「POP FILE RETURNS」は、リスナーの皆様からのリクエストやお便りで成り立っております。
また過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも実験的にですが対応しております)。
それでは次回の放送もどうぞお楽しみに。
来週からの2回は、ブレッド&バターのお二人が登場します!