第82回 「伊豆田洋之」特集その1 放送後記 from 土橋一夫
「POP FILE RETURNS」第82回放送、お楽しみ頂けましたか?今回からの2回は、伊豆田洋之さんをゲストにお迎えしてお送りしております。ちょうど今年、デビュー30周年を迎えられた伊豆田さんですが、やはり伊豆田さんの素晴らしい歌声をまずは聴きたいということで、銀次さんもエレキ・ギターで加わってのスペシャル・スタジオ・セッションで「No More Lonely Nights」からスタートしました。これは感動ものですね!「伊豆田洋之 ポール・マッカートニーを歌う」というイヴェントを続けておられる伊豆田さんの面目躍如とも言うべき、すごいパフォーマンスでした。もちろん、銀次さんのギター・ソロも聴きものです。これを聴いて頂ければお分かりと思いますが、伊豆田さんというアーティストは、海外のアーティスト、特にビートルズ周辺やその遺伝子を受け継ぐ、例えばエリック・カルメンなどと共通する視点に立ち、それを表現できる日本では希有なアーティストです。この日のセッションも本当に収録スタジオで当日いきなり合わせて数回、という感じだったのですが、ビートルズが心の根底にあるお二人ですから、この素晴らしい完成度でした!そして本編では、伊豆田さんの幼少期の話から、音楽への目覚め、ビートルズとの出会い、そしてビートルズ体験、画家を目指して渡米した頃のお話(伊豆田さんの『ゴールデン☆ベスト 伊豆田洋之~夢のふるさと~』のジャケット・イラストは、伊豆田さんが描かれた自画像です)、アメリカでスカウトされて日本に戻りデビューするまでなど、様々なエピソードをご披露頂き盛り上がりました。実は伊豆田さんのデビュー・アルバム『Rose Bud Days』(1984年)では、銀次さんが「君は僕のリアリティ」を提供されているのですが、当時はスタジオでも会っていないということで、30年越しにこの番組を通じての対談が実現して、本当に良かったと思います。さらに後半では、伊豆田さんがお好きな格闘技のお話も登場しました。
さてこの番組のセカンド・シーズンでは、皆様のアイディアを元にした特集をどんどん考えて行きます。皆様からのご意見やご要望、採り上げて欲しい内容、ゲストのアイディアなどをお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。「POP FILE RETURNS」は、リスナーの皆様からのリクエストやお便りで成り立っております。また過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも実験的にですが対応しております)。それでは次回の放送をどうぞお楽しみに。次週も伊豆田洋之さんが登場します!