アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第82回 「伊豆田洋之」特集その1~ポール・マッカートニーを歌う編~
ゲスト:伊豆田洋之
2014/11/21 配信

第82回 「伊豆田洋之」特集その1 放送後記 from 土橋一夫 「POP FILE RETURNS」第82回放送、お楽しみ頂けましたか?今回からの2回は、伊豆田洋之さんをゲストにお迎えしてお送りしております。ちょうど今年、デビュー30周年を迎えられた伊豆田さんですが、やはり伊豆田さんの素晴らしい歌声をまずは聴きたいということで、銀次さんもエレキ・ギターで加わってのスペシャル・スタジオ・セッションで「No More Lonely Nights」からスタートしました。これは感動ものですね!「伊豆田洋之 ポール・マッカートニーを歌う」というイヴェントを続けておられる伊豆田さんの面目躍如とも言うべき、すごいパフォーマンスでした。もちろん、銀次さんのギター・ソロも聴きものです。これを聴いて頂ければお分かりと思いますが、伊豆田さんというアーティストは、海外のアーティスト、特にビートルズ周辺やその遺伝子を受け継ぐ、例えばエリック・カルメンなどと共通する視点に立ち、それを表現できる日本では希有なアーティストです。この日のセッションも本当に収録スタジオで当日いきなり合わせて数回、という感じだったのですが、ビートルズが心の根底にあるお二人ですから、この素晴らしい完成度でした!そして本編では、伊豆田さんの幼少期の話から、音楽への目覚め、ビートルズとの出会い、そしてビートルズ体験、画家を目指して渡米した頃のお話(伊豆田さんの『ゴールデン☆ベスト 伊豆田洋之~夢のふるさと~』のジャケット・イラストは、伊豆田さんが描かれた自画像です)、アメリカでスカウトされて日本に戻りデビューするまでなど、様々なエピソードをご披露頂き盛り上がりました。実は伊豆田さんのデビュー・アルバム『Rose Bud Days』(1984年)では、銀次さんが「君は僕のリアリティ」を提供されているのですが、当時はスタジオでも会っていないということで、30年越しにこの番組を通じての対談が実現して、本当に良かったと思います。さらに後半では、伊豆田さんがお好きな格闘技のお話も登場しました。
さてこの番組のセカンド・シーズンでは、皆様のアイディアを元にした特集をどんどん考えて行きます。皆様からのご意見やご要望、採り上げて欲しい内容、ゲストのアイディアなどをお待ちしておりますので、是非番組ホームページの「投稿フォーム」からお寄せ下さい。「POP FILE RETURNS」は、リスナーの皆様からのリクエストやお便りで成り立っております。また過去の放送の再配信も期間限定ですがスタートしておりますので、是非チェックしてみて下さい(スマートフォンにも実験的にですが対応しております)。それでは次回の放送をどうぞお楽しみに。次週も伊豆田洋之さんが登場します!

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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