第89回「新春放談2015」その2 放送後記 from 能地祐子
昨年のあれやこれやをふり返った前回に続き、POP FILE RETURNS新春放談《後編》をお届けします。昨年は銀次さんにとっても喪失感や寂しさと向き合わざるをえない“立て直しの1年”だったようですが。そんな時期を乗り越えての2015年は、新しい時代の始まり。気持ちも新たになり、創作意欲もいよいよメラメラしてきたご様子です。収録前は「でも、あれをやる、これをやるって先に言っちゃうとさ、有言不実行になったらイヤだからさぁ」とのことでしたが……むふふ、銀次さん、ちょっとだけ言っちゃいました!? ひょっとしたら、この番組の新春スクープかもしれません。
新年の1曲、ということでまずは私のリクエスト曲(?)「涙の理由を('94 mix)」を。個人的な話で恐縮ですが、着任のご挨拶がわりにいちばん好きな“銀次ソング”をかけさせてもらいました。当時、40歳を迎えた銀次さんが、この歳でどんな風に“ポップス”をやっていけるんだろうと考えた時にフィル・コリンズのことが思い浮かんだとか。あらためて、伊藤銀次ならではのポップス観がよくわかるエピソードの数々は興味深かったです。ここで語られている音楽観って、銀次さんがご自身の活動の中でこれからやろうとしていることへの“抱負”のようにも聞こえてきますね。今年は新生uncle-jamとしての活動も楽しみです。4人組バンドとしての初レコーディングも期待していいですよね!?……なぁんて話で盛り上がりつつ、ラジオからたくさんの音楽を教えてもらった世代として《POP FILE RETURNS》も盛り上げてゆきましょう!ということで、銀次さんが選んだ新年の1曲はuncle-jamの「Dream Again ~ ラジオからP.S.I Love You」でした。
新コーナー《銀次のオススメ》では、TM NETWORKの『CAROL』デラックス・エディションをご紹介。「銀次さんがTM NETWORKを語るの!?」と意外に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、さすが“目利きのオヤジ・銀次”なのです。この視点、面白いです。守備範囲、広すぎ!?
番組をお聴きになってのご意見・ご感想、リクエスト……などなど、お待ちしております。ホームページ内メールフォームからお願いいたします。新春1回目の放送中、銀次さんの粋な計らいにて実現した再放送リクエスト、大貫妙子さんをゲストにお迎えした回もさっそく配信開始しました(期間限定)。まだまだ不慣れでお聞き苦しいところもあるかと思いますが、温かいメッセージもたくさんいただき感謝です。さらにジャンプアップしてゆきたい新シーズンにご期待ください!よろしくお願いいたします。