アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第90回「BO GUMBOS 1989」特集その1~25年経ってリミックスしました編~
ゲスト:Dr.kyOn
2015/01/23 配信

放送後記 from 能地祐子  “POP FILE RETURNS”3rdシーズン、記念すべき初のゲストはDr.kyOnさん!
 今回はボ・ガンボスのデビュー・アルバム『BO & GUMBO』発売25周年を記念して企画された、完全生産限定・豪華仕様4枚組ボックス『1989』を特集。言うまでもなくボ・ガンボスのオリジナル・メンバーであり、ボックスの監修もされたkyOnさんに、ボ・ガンボスとしてデビューした当時のお話や、ボックスの聴きどころ、監修にあたっての秘話、急逝から早くも15年になる故・どんとさんとの思い出……などなど、たっぷり語っていただきました。ボ・ガンボスはデビュー当時から大好きだったという銀次さん、懐かしの7センチCDシングルを今でも持っていると言う話にはkyOnさんもビックリ。

 銀次さんとkyOnさんといえば、もちろんザ・ハートランドとザ・ホーボー・キング・バンド…という“元春つながり”もありますし。03年、結成30年目にして実現したココナツ・バンクのファースト・アルバムでの、客演したkyOnさんのニューオーリンズ・ピアノの熱演も忘れられません。お互いアメリカ南部音楽への憧れをルーツに持っていたり、関西人としては先輩・後輩(?)関係だったり……と共通点はいろいろあるのですが。収録前、「最近は、いつごろお会いになったんですか?」と尋ねると、「佐野君のライブ以来? いや、この間もどっかで会ったよね?」「新幹線のホームですよ」「そうだ。kyOnが帰ってきたところで、僕は大阪に行くところで(笑)」「銀次さんとは、そういうすれ違いが結構多いですよね」と。ちょっと意外ですが、こうしてふたりでじっくりと向き合ってお話をする機会はなかなか貴重だったみたいですよ。

 新コーナー《銀次のオススメ》、今回のネタはおなじみ《オーダーメイドファクトリー》。現在、商品化めざして予約受付中のタイトルの中から、雪村いづみさんの2枚組ライヴ・アルバム『FASHIONABLE CONCERT』に注目。まだCD化されていない作品ですが、なんと今回は、スタジオ内にターンテーブルを持ち込んで“目利きのオヤジ”銀次さんにアナログ盤をかけてもらいました! 昨年、佐野元春さんとのコラボ・ライヴで雪村さんと共演しているkyOnさんも、若き日の彼女のパンチの効いた歌声に感激していました。CD化実現に向け、リスナーの皆さんもぜひチェックしてみてくださいね。まだまだ予約受付中です!

 次回はDr.kyOnさんをお迎えしての《後編》をお届けします。もちろん、お話はさらに盛り上がりまくり。で、せっかく“ドクター”と“プロフェッサー”が顔を合わせる機会ですから、やっぱり……はい、あんな話やこんな話も聞いちゃいました!どうぞお楽しみに。

 番組ではご意見・ご感想、リクエスト……などなど、お待ちしております。ホームページ内メールフォームからお送りいただけます。“この作品が《オーダーメイドファクトリー》でCD化されるように、番組を通してみんなで応援したい!”なんていう企画もあったら楽しそう。よろしくお願いします!

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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