アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第102回「ギタリスト 佐橋佳幸」特集その1 ~オムツ替えてて遅刻しました編~
ゲスト:佐橋佳幸
2015/04/17 配信

放送後記 from 能地祐子  もうすぐ100回だね…と話していたのがつい最近のことだと思ったら、もう102回目でございます。ゲストの佐野元春さんから熱いエールをいただき、リスナーの皆様から温かいお祝いメールをたくさんいただき、すっかりエネルギー満タンとなりました『POP FILE RETURNS』。ますます楽しく、張り切って行きたいと思います!
 意図したわけではないのですが、ゲストの輪は美しくつながってゆきます。今回は、一昨年秋にデビュー30周年を迎えたギタリスト、プロデューサーetcの佐橋佳幸さんが遊びに来てくださいました。番組収録がおこなわれた時は、奥様である松たか子さんとの間に待望の第一子が誕生されたばかり。おむつを取り替えていて遅刻……というのは冗談なんですが(笑)、もう、ただでさえ笑顔が似合う佐橋さんなのに、いつもの百倍くらいの笑顔でスタジオに登場しました。そんな新米パパの幸せオーラは番組をお聞きのみなさんにも伝わるはず。ご出産を前に制作されたという松たか子さん久々の新曲や、現在ヒット公開中の映画『ジヌよさらば』のサウンドトラックのお話などの近況、そしてまたしても熱く深く濃く渋いギタリスト・トークなどなど、今回も盛りだくさんでお届けします。最初はバンドUGUISSのメンバーとしてデビューしながら、バンドの解散によって結果的にスタジオワークやプロデュースの仕事に携わることになったという佐橋さんのキャリアの始まりはどこか銀次さんの歴史とも重なるものがあり、そのあたりのお話もとても興味深かったです。ギタリスト兼プロデューサーというスタンスは誰にでもできるものではなく、こういう感覚の持ち主だからこそ成立するのだいうことをあらためて認識しました。
 《銀次のオススメ》、今回は吉田保さんのマスタリング・シリーズからEPOさんのアルバムをご紹介しました。なんと、佐橋さんが初めてプロとして弾いたギターが収録された曲をお聴きいただきました! トーク・ゲストとして銀次さんが出演された、発売記念イベントの様子もちらりとご紹介しています。
 次回も、引き続き佐橋佳幸さんをお迎えしてお送りします。デビュー30周年を振り返ってのお話も、たくさん伺いましたよ。どうぞお楽しみに。よろしければ、お聞きになっての感想をお寄せいただけると嬉しいです。また、こんなゲストを呼んで欲しい、アンコール放送のご希望などなども引き続きお待ちしております。このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。



次回2015年4月24日更新予定
第103回「ギタリスト 佐橋佳幸」特集その2 ~城南地区サウンドに迫る編~
ゲスト:佐橋佳幸

出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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