2018年7月2日、桂歌丸さんが81歳で亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

来福レーベル ウェブサイトに京須偕充氏の特別寄稿を掲載いたしました。ぜひご一読ください。

『笑点』の司会者として日本中に顔と名前が知られた人気落語家・桂 歌丸。忘れられた噺の掘り起こしを精力的に行い、圓朝作の長編人情噺への取り組みはライフワークとなりました。

古典への工夫を重ねながら晩年まで情熱を持ち落語と向き合い、歯切れよく柔らかな口調でつづられた円熟の芸。ソニー・ミュージックダイレクトの落語レーベル「来福」では、その素晴らしい口演の数々を厳選し、初心者から落語通まで納得のラインナップを取り揃えております。

桂 歌丸 (かつら うたまる)

昭和11年8月14日 神奈川県横浜市生まれ

出囃子:大漁節

1951年(昭和26年)11月 五代目古今亭今輔に入門。
1954年(昭和29年)11月 二つ目昇進。
1961年(昭和36年) 兄弟子・米丸門下に移籍。
1964年(昭和39年)1月 桂 歌丸に改名。
1966年(昭和41年)5月 日本テレビ「笑点」番組スタート、大喜利レギュラーとなる。
1968年(昭和43年)3月 真打昇進。
1974年(昭和49年)1月 横浜三吉演芸場にて「歌丸独演会」第一回開催。
1974年(昭和54年)7月 社団法人落語芸術協会理事に就任。
1989年(平成元年) 横浜市政100周年にて市民功労賞、同年文化庁芸術祭賞受賞。
1994年(平成6年)8月 国立演芸場にて「三遊亭圓朝作・真景累ヶ淵」スタート。
1999年(平成11年)11月 社団法人落語芸術協会、副会長に就任。
2002年(平成14年)8月 国立演芸場にて「三遊亭圓朝作・怪談牡丹燈籠」スタート。
2004年(平成16年)2月 社団法人落語芸術協会、会長(五代目)に就任。
2005年(平成17年) 芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2006年(平成18年)5月 日本テレビ「笑点」五代目司会者に就任。
2007年(平成19年) 旭日小綬章受章。
2010年(平成22年)7月 横浜にぎわい座館長に就任。
2011年(平成23年) 噺家生活60周年を迎える。
2016年(平成28年) 「体力の限界」を理由に笑点の司会を引退することを発表。同年5月22日放送の「笑点 歌丸ラスト大喜利スペシャル」を最後に勇退。
2018年(平成30年)7月2日 横浜市内の病院で死去。享年81歳。

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