RIUICHI SAKAMOTO
坂本龍一
B-2 UNIT
2019.9.25 release
Photo by zakkubalan ©2017 Kab Inc.
「この『B-2 UNIT』は、世界的にはぼくの作品の中で映画音楽ほどは知られていないと思います。今回再発されて、世界の人にあらためて知って、聴いてもらえたらどんな感想を持たれるのか楽しみです」
坂本龍一
「坂本龍一という音楽家が、のちにポストパンクと言われるあの時代、自らの精神と肉体をぎりぎりまで追いつめつくり上げたアルバム。彼はその時、あらゆる意味で‟パンク”そのものを生きていた。」
共同プロデューサー
後藤美孝
「自分にとってもランド・マークの一枚がこの『B2-UNIT』。アナログとデジタルの端境期で、機材はアナログ、デジタル両方を使い、レコーディング、ミキシング、ダブ処理にも先端の技術を使った。未来の音楽を作っている、ダビング・トゥ・ザ・フューチャーだという意識があったんだ。」
エンジニア
デニス・ボヴェル
「1980年当時のオリジナル1/4インチ・アナログテープにドルビー・ノイズ・リダクションをかけつつ、テープスピード15ips(38cm/s)にて丁寧に再生された音源を、私のコンソールのアナログ回路でマスタリングしました。その際、この作品の音の温かみ、ダイナミックス、豊かでありながらすっきりした空間を保つことを意識しました。この先駆的なアルバムに携わることができたことを光栄に思います。」
2019リマスタリング・エンジニア
ヘバ・カドリー
坂本龍一 1980年発表 2ndソロ作品を
アナログ/SACDハイブリッド/ハイレゾ【96kHz・24bit】/通常配信
でリイシュー
1980年YMO人気が過熱する中発売された坂本龍一の2作目のソロ作品。
「音」や「音色」そのものに焦点をあて制作された今作は、時代をこえ今もなお革新的な輝きを放ち続ける過激な意欲作である。
Remastered by Heba Kadry
Disc cutting by Bernie Grundman
at Bernie Grundman Mastering/静岡プレス
プロデュース:坂本龍一、後藤美孝
参加ミュージシャン:アンディ・パートリッジ(XTC)、組原正、大村憲司
エンジニア:デニス・ボヴェル、スティーヴ・ナイ、小池光夫、寺田康彦 ほか
坂本本人をはじめ共同プロデューサーの後藤美孝(よしたか)、エンジニアを務めたデニス・ボヴェルの最新取材テキストを交えた10,000字を超える書き下ろしライナーノーツ(執筆:吉村栄一)が付属。
通常配信
- 収録曲 -
アナログLP
SIDE A
- differencia
- thatness and thereness
- participation mystique
- E-3A
SIDE B
- iconic storage
- riot in Lagos
- not the 6 o'clock news
- the end of europe
SACDハイブリッド/ハイレゾ/通常配信
- differencia
- thatness and thereness
- participation mystique
- E-3A
- iconic storage
- riot in Lagos
- not the 6 o'clock news
- the end of europe
Heba Kadry Photo by Daniel Dorsa.
Heba Kadry (Mastering Engineer)
エジプト出身、ブルックリンを拠点に活躍するマスタリング・エンジニアであるへバ・カドリーが手がけた作品のアーティストにはスロウダイヴ、坂本龍一、ディアハンター、ビーチ・ハウス、ケイト・ル・ボン、アレックス・G、バトルス、ジョン・マウス、Serpentwithfeet、ブロンド・レッドヘッド、スザンヌ・シアニ、ディアマンダ・ガラス、LIGHTNING BOLT、ブラック・リップス、ルーシー・ダッカス、キャス・マコームス、デスティニー・フラスケリ、マーズ・ヴォルタなどがあげられる。また「ミッドソマー」、「ジャッキー」(2017年オスカー、ベスト・オリジナル・スコア賞ノミネート作品)、「パターソン」、「ザ・デッド・ドント・ダイ」など、映画オリジナル・サウンドトラックにも数多く携わっている。
2017年、アイスランドのレジェンダリー・アーティスト ビョークの指名により、アルバム「ユートピア」のリミックスをアイスランドおよび彼女のNYスタジオで行った。ディスコグラフィ詳細に関してはこちらをご覧ください。(英語サイト:www.hebakadry.com)